側弯症の矯正手術をした! (I.R.- 中学三年生)
「右肩が上がっているよ。まっすぐ座って。」 初に指摘されたのは美容室でした。中学入学後、毎日重い通学カバンを右肩にかけて いるからクセになっちゃったのかな?と思いました。そして健康診断で「側弯症に注意」 と言われました。(I.R. 中学三年生)
「右肩が上がっているよ。まっすぐ座って。」 初に指摘されたのは美容室でした。中学入学後、毎日重い通学カバンを右肩にかけて いるからクセになっちゃったのかな?と思いました。そして健康診断で「側弯症に注意」 と言われました。私も両親もそんな病気を知りませんでした。自分の背中は見えないし、 特に痛いわけでもなかったので、全然気になりませんでした。たた両親(特に母)は、私 の後ろ姿を見ては「やっぱり曲がってる。」とため息をつくのでした。いっもそう言う母 に「うるさい!そんなこと言われなくても分かってる!」とキレたこともありました。 生まれつき、原因不明、進行性、進行性ではないものなどいろいろあるようですが、 私は原因不明の進行性のものでした。鈴来先生に「手術以夕卜に方法はない。」と言われ、 とてもショックでした。すぐに「手術する。」とは言えませんでした。学校がとても楽し かったし、部活もこれからもっともっと頑張りたかったので、手術なんて考えられませ んでした。何で私か側弯症になったのか、誰に何を言われても納得することができす、 何回も泣きました。 でも、覚悟を決めました。今の自分ではなく将来の自分ためたと 言われ、前向きに考えることにしました。それからはとてもスッキリした気分でした。 今、手術から4ヶ月たちました。コルセットをして通学しています。術後 3日くらい 起き上がることができなかったり、背中のキズが思ったより大きかったことが気になっ たり、かたいコルセットを半年近くもするのか…と気が遠くなったりしました。でも「若 いってすごいね」といろんな人に言われたように、回復も普通に生活できるようになる のも早かったようです。 初「手術なんてしない。」という私は、母と何度もヶンカしました。鈴来先生に「手 術をさせてくれた両親に感謝しなさい。」と言われました。「世の中には手術にふみきれ ない親だっているんだから。」とおっしゃっていました。 私の同級生や先輩でも側弩症と言われている人がいます。女子校なので多いみたいです。 決して珍しい病気ではなく、手術をすれば矯正ができる病気で良かったと思うことにし ました。 鈴木先生、九段坂病院の大谷先生と歌川先生、そして看護師さん、ありがとうござい ました。 これからもよろしくお願いします。 後に両親に感謝!ありがとう!