現在位置: ホーム 私の体験談 中年以降の脊柱側弯症

中年以降の脊柱側弯症

それまで、かなり大きな整形外科のある病院に行っても「すごく曲がっていますね、手術することはできませんよ」と言われ、湿布薬をもらってとぼとぼと帰ってきていました。」(女性会員 57才)

新聞記事を読んで

 脊柱側弯症が手術して治ると知ったのは、 平成18年夏ごろ山梨県に赴任中に、たまたま鈴木先生が脊柱側弯症の手術を解説されている新聞記事を見てからです。それまで、かなり大きな整形外科のある 病院に行っても「すごく曲がっていますね、手術することはできませんよ」と言われ、湿布薬をもらってとぼとぼと帰ってきていました。それから10年以上に わたり、カイロ、整体にと、知人や友人から聞いてはそれらを渡り歩いていました。しかし、カイロなどに行ったときは多少筋肉の緊張は和らぎましたが、痛み は相変わらずでした。もう、死ぬまで曲がりと痛みにつきあわなければいけないのかとあきらめかけていたところでした。

 だめでもともと、とにかく鈴木先生の診察を受けようと、休暇をとって山梨から都内の総合病院に行きました。先生はレントゲンをみるなり、なんでこんな歳 までほっといたの、僕は10代の子達を主にやっているので、50歳代後半でとても難しい手術なのでなあ、でもほっといたら70歳を過ぎることには、背骨は 曲がり歩行も困難になると言われました。その時、私は、鈴木先生に手術してもらうしか、私のこれからの人生はないと直感しました。先生に「今日は先生の手 術を受ける決心をしてまいりました。ぜひ、お願いします」とすぐ、言いました。

 このような経過で、家族に相談する時間もなく、あるいは もし反対されても、私の決心は変わらなかったと思います。痛みと、どんどん曲がっていく不安をかかえながら生きていくよりも、鈴木先生という偉大な先生に 出会って、このチャンスを逃してならずという思いと、生きていくうえでの質の向上を目指していくことが、悔いのないより豊かな人生を歩むことになると確信 していましたから。

手術 ~ 1年を振り返って

 平成19年1月16日前述のの総合病院において、鈴木信正先生、飯田尚裕先生に手術をしていただきました。78度、しかも腰椎に脊柱管狭窄ありで側腹部からの前方手術と、背中からの後方手術を一期的に行う、8時間にわたる大手術でした。

 手術の結果ほぼ真っ直ぐの5度まで矯正し、鈴木先生に年令の割には驚異的結果だと言われました。先生方が最善を尽くしてくださったのだから、それに感謝の意を表すには後は1日も早く回復して答えるしかないと思い、術後リハビリにがんばりました。
先生から、手術して良かったと思うまで2年はかかると言われました。ところが1年かからないうちに、それまでの腰の痛みや背筋のこりによる痛だるさがなく なり、将来への不安感もなくなり、本当に決心して良かったと思いました。今は、ほとんどの動作が出来るようになり、通勤ラッシュの混雑にもめげず、フルに 働いています。

 鈴木先生に初診の時お会いして先生に手術 していただくしか将来はないと直感し、その日に手術の日を決めて帰ってきました。1年検診の時先生に他の人より回復が早いと言われ、スキップしたくなるよ うな気持でした。何事もチャンスは自分でつかみ取るものということを実感しております。

 

元気になったことで、微力ながら社会に少しでも貢献できれば、それが一番の鈴木先生や飯田先生に対する恩返しではないかと思っています。

 

ドキュメントアクション